​このサイトは市川拓海が活動報告のため個人的に管理しているホームページです。

GROW UP 制作工程について                        2018年1月12日

一人でアニメを制作するにあたって一番のハードルは作業量と制作に費やせる時間 だと思います。日常の生活をしている中で制作に費やせる時間は人それぞれだと思い ます。僕はこのアニメを約30日間で仕上げました。間に年末休みがあり学校がない期 間がありましたので朝から晩まで寝る時間とご飯の時間以外はひたすら机に向かいま した。普段は実写で映画を制作しているのですが、実写では味わえない何もない状態 から一つ一つ絵を構成していく行程に心が躍りました。しかし、やる気というのはそ う長くもつものではありません。普段は集団で作業をするのでみんなの「いい作品に しよう!!」という気持ちが後押しをしてくれることが大きいのですが、一人ですと それがないのです。僕は制作中、一度作業が全く手につかなくなった時がありました。 朝起きて、パソコンの電源を入れたのですが、4枚ほど動画を書いて手が止まり、ケ ータイを30分ほどいじり又数枚書いて止まってその一日は終わってしまいました。次 の日の朝も同じような感じで憂鬱としていたので思い切って休んでみました。そうす るとやはり気持ちのリセットがきき、良い方向に転じました。  一人で制作してネックに思ったことは技術的ハードルの高さです。そもそもアニメ を作ること自体初めてでしたので普段使いなれないソフトとの戦いには骨を折りまし た。ソフトの使用方法を試しながら、試行錯誤してひとつひとつ進めていくのですが ふつうでもひと月でアニメを仕上げるなど難しい話なのでしょうし、ましてや絵もま ともに描けない人間がやるなどおかしな話なんです。でも、絵コンテを描いた頃の僕 は、そんなことも気にせずに自分自身を飛び越してしまうほどの制作意欲があったの だと思います。そんな純粋な思いと、幼少期から見ていたジブリアニメや最近知り熱 烈に愛してしまった新海作品への熱い思いを込めました。  新海作品や宮崎アニメへの思いが画面には出ていますが、その根底にあるものは二 人の男女のボーイミーツガールの話です。東京に大学のために来て3年目の夏に二人 は出会うのですが、それまでに経験していたことよりも、その後の二人の生活を豊か に見せることで、八王子の風景や周りの景色の見え方が豊かになったということを伝 えたいという思いで作りました。しかし、この作品は八王子学生CMコンテストの為 に作られたものですので、本来の八王子をPRするという点とはずれています。きっ と複数人で制作したのでしたら、そのままの思いを作品に込めることはできなかった と思います。一人で作るということは、その作品の責任をすべて背負う代わりに自由 に作れるという点です。一人で作ることは大人になったり、お金をもらうにつれて難 しくなってしまうと思います。僕はまだ学生の段階ですので、今のうちにできること を精一杯やってみたいと改めて感じました。​

絵コンテ

​初めてのアニメ制作で一人での制作という事もあり、あまり絵コンテに時間を費やさなかった。本来の制作では動きを伝えるために細かく動作指示を出すが、動きは自分の中で原画枚数をコントロールできたので絵コンテでは色彩を意識して描いた。

​原画はアニメーションシートに鉛筆で書いた。色鉛筆でハイライトとシャドウの塗分け線を描いた。一人の制作だったためスピード重視で描いた。

原画

彩色

​彩色の際、キャラクターごとにカラーチャートを作成したそれをベースに塗った。背景に合わせてカットごとに微調節を行った。短い尺だったのでカット数の少ないカットに限って、AEのトーンカーブで調節を行った。

​背景画はphotoshopを使って書かれた主にフォトレタッチの手法を使用し、リアリティーでありながら綺麗な風景画を目指した。キャラクターとの整合性をとるためにデフォルメした部分もある。ブラシ設定は自然の風景を描くこともありランダムにパーティクルを散布する設定にした。

​photoshopを使用した背景画描画方法について

背景画

​この作品内の雨や雪、花火などのエフェクトは主にAffterEffectsのプラグインツールのパティキュラ―で制作された。花火の制作については、ブラック平面にパティキュラを適用し、散布や重力などの設定を適応し表現した。線を描く際にはAUXsystemを使用し表現した。

AEやMAYAを使用した撮影につて

完成映像

八王子という町に大学のために来て3年目になった私が、 八王子CMコンテストに参加するにあたって立てたテーマ は”パーソナルな思い”。八王子をPRするというとまず出て くるアイディアは、八王子の観光地やグルメ、伝統だ。 でも、この地で育った人にとってはそれは日常の風景でし かないと考え、二人の男女の出会いに焦点を絞ろうと考え た。人が今いる場所がきれいな場所と感じるのには、その 人の感情が大きく作用する。例えば、地方の何気ない田園 風景に故郷を重ねたり、好きな人から告白された後に見た 青空だったり、愛猫の死を惜しむ夜の星空だったり。そんな 観点から、制作した作品。 この作品に八王子らしさがないといわれたのなら、「僕は八 王子をこういう風に見たいです。」と返します。

GROW UP 

 

制作年:2018

監督・制作:市川拓海

 

キャスト

アメ:もりちえ

コウタ:山下薫平

夫婦だし制作について                       

 2017年12月16日

 
 

 本作は大学コンソーシアム八 王子の企画コンテストに応募し て満額の補助を頂いて制作され た。八王子の魅力を発信する映 像として八王子の地域の人々に も協力していただいた。主題歌 はフラチナリズムの“幸せのキ セキ”。お祭りのシーンでは八 王子の八日町の雄略会の協力の もとお祭りのど真ん中でロケが 行われた。すべてのスタッフが 学生という事もあり、制作・監 督を自身が務めたこともあり多 くの失敗もあったが何とか完成 した。完成した作品は広報八王 子にインタビュー記事が掲載さ れた。

​広報八王子一月号に見開きトップページで掲載。紙面に予告編のQRコードを記載し、850ビューを獲得。八王子市内で八王子祭りを舞台とした観光映画として上映イベントが決定している。八王子経済新聞やyahooニュースにも掲載された。

完成映像

​企画書

​大学コンソーシアムや周辺地域の協力者に宛てて制作した企画書。コンセプトアートやキャストリスト、祭りで撮影する意味など協力を募るために映画への気持ちを存分に込めた。

​企画書

​プリプロダクション

​作品のプリプロダクションの段階で、お祭り関係者への取材を行い台本を書き上げた。脚本、ロケハン、絵コンテまでの段階は一人で行い作品の舞台を八王子の恩方にするに至った。絵コンテはお祭りのシーン以外はすべてビデオコンテとして描き、声を自分で入れた。

​ビデオコンテと絵コンテはtoonboomのstoryboardProで制作した。アニメの絵コンテのように細かく描き動きのタイミングの細部まで役者に伝わるよう描いた。この段階で音楽作家に音楽を仮でつけてもらい、作品の制作をスムーズかつ効果的にすすめる為に役立った。

​本作の絵コンテは約300カットを5日間で声入れまで行った。ライトの配置を試行錯誤するため、色は制限しつつもハイライトとシャドウを意識し制作した。

​プリプロダクション

​美術指示

​衣装部に宛てた衣装指示書。絵コンテを元に自分の中のイメージを膨らませ、登場人物のイメージを色彩面からも表現するために細かく描いた。

​美術部に宛てた美術指示。映り込みやキャラクター設定を考慮して市川が書いた設定を美術部が3DCGとしておこしてレイアウトを作成。小道具や大道具を現実的に落とし込んでいった。

​美術指示

​予告編

​冒頭Aパートの絵コンテ

​夫婦だし 台本

 

BLINKの制作について                       

 2017年7月2日

本作は東京工科大学の演習授 業内で制作したため製作期間は わずか1か月で制作された。以 前から構想を練っていた脚本を ビジュアル面から構成し、静岡 県中田島砂丘で映像化。砂丘で 撮影した素材に合成を行い大都 市ラピスを表現した。一か月というわずかな期間で最大限に力 を発揮できるよう、コンセプト デザインの部分においては大い にこだわり、スタッフ間でのビ ジュアル共有などは慎重に行っ た。画面全体をハイコントラス トでノイジーにし、マカロニウ エスタンのようなフィルムライ クな絵作りを目指した。

都市ラピスのコンセプトアートはフォトコラージュで制作された。東京のようなビル群の中に大きなタワー、そのふもとには緑が広がっている。デザインのテーマは砂 漠の大国という事もあり”オアシス”のようなイメージで制作された。都市の真ん中にある塔は世界観を代表するビジュアルのため荒廃したイメージに合わせ工業的 なゴチャゴチャしたビジュアルとスタイリッシュなフォルムを追求した。

制作では市川が書いた初期構想のスケッチを元 に渡辺健斗が世界観をビジュアル化した。世界観の 設計で市川と何度も打ち合わせをしたのちに絵を描 いた。市川の好みから主人公はクリントイーストウッド の荒野の用心棒からインスピレーションされ、敵兵は 砂漠のゲリラ戦闘員のようなイメージで制作された。 砂漠での野営や、亡命した姉妹など、脚本で描か れた世界観をロケの前に整理し考察することによっ てより良い制作を行えた。コンセプトで描かれた、真 っ青な空とは違い、完成した映像は荒廃した世界を イメージしくすんだ色に変更された。

​予告編

絵コンテ

絵コンテ

完成品

A gift from Xの制作について                       

 2016年10月28日

 

この作品は初めて3DCGを 使用した作品となった。劇中に 登場する大型宇宙生命体と小型 宇宙生命体を3DCGで制作し た。撮影の際も、のちの合成の ためトラッキングマークを現場 で配置したりとVFXワークを 重視したワークフローを展開、 プリビズの段階でラフモデルを 使用したフル3DCGの映像を 制作したりと、今までよりも発 展した映像制作を行った。デジ タルの工程のほかにも、現場で 煙をたいたり火薬を使用したり と特撮にも力を入れた。

CGI&VFX メイキング

劇中登場カットは絵コンテの段階でわずか一カットであったが、その後の制作のために全身を作ることになった。 ドラゴンのようないびつで凶暴な見た目と、宇宙外生命体であり人に似た存在にすべくモデリングの段階で人のよ うなフォルムを追加していった。皮膚表面の質感は甲殻のようになっている。

MAYA2016での作業画面

Demoreel2015-2018                        

2018年2月28日

​2015年から2018年2月までの制作をまとめてみました。ご覧ください。

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